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Barista Training Day 7月スタッフ研修 「焙煎」
STAFF TRAINING 京都
7月18日に全店舗お休みを頂き、スタッフトレーニングを行いました!
今回は、焙煎についてです。
最初に、焙煎についての概要説明。
DRIP&DROPで使用している焙煎機は、半熱風式のDIEDRICHです。
DIEDRICHは独自の赤外線バーナー加熱方式を取り入れており、熱伝導特性を持っているので蓄熱に優れ、豆がじっくり焼けることがこの焙煎機の大きな特徴です。
まずは焙煎のスケジュールを組み立て、その後焙煎機に電源を入れて暖機します。
暖機が終わり次第、焼く豆のプロファイルにそった温度に到達するまで待ちます。
投入温度まで熱が上がったらいよいよ生豆を投入し、本焙煎のスタートです。
焙煎ソフトのデータを見ながら、当日の天気や温度を考慮してダンパーと火力を調整していきます。
特に浅煎りは1ハゼが起きてからあまり時間をかけずに豆を取り出すので、慎重に時間と豆の様子を見ながら焙煎していきました。
スタートから終わりまで考える事も多く、同じ条件で焼いていてもプロファイル通りの温度推移にならない事もあったり、常に豆の状態を確認する必要がありました。
臨機応変に対応していく事が、焙煎ではとても重要な事だと身をもって感じる事ができました。
焼き上がったコーヒー豆は即座に冷却し、熱が取れたら豆を取り出して欠点豆や、焙煎にムラがある豆を取り除くハンドピックを行います。
袋詰めするまでに多くの工程があり、どれも美味しいコーヒーを届けるためには欠かせない作業となります。
今回はヘッドロースターの林が隣につき、スタッフに焙煎を実際に体験してもらいました。
焙煎を担当したスタッフはそれぞれ自分が焼いたコーヒーをペーパードリップで抽出し、全員でテイスティングし感想を言い合いました。
自分が焼いたコーヒーを美味しいと言ってもらえる事がどれだけ嬉しいかも感じてもらえたと思います。
焙煎したての豆はガスの含有量が少ない為、クリアでフレーバーをダイレクトに感じる事もでき、面白い体験をする事ができました。
焙煎について初めて知った事も多く、とても充実したトレーニングでした。