MAGAZINE

【検証】水とコーヒーの関係
1月のスタッフ研修の後半で、「水とコーヒーの関係」について検証しました。
スタッフから「軟水と硬水でどれだけコーヒーの味が変わるのか、体感してみたい!」とリクエストがあったことがきっかけです。
今回は3種類の水を使い、ペーパードリップで味わいを比較しました!
【使用した水】
①当店の浄水
②evian(硬度304mgの硬水)
③サントリー天然水(硬度20mgの軟水)

【統一条件】
・使用したコーヒー:コロンビア ポトシ シドラ
・メッシュ:EK43S使用で9.0
・湯量:210g
・粉量:13g
・湯温:93℃
・注湯:4投
まず検証結果はどうなると思うか?
一人ひとり仮説を立ててみました。
軟水は物足りなくフレーバーが弱いコーヒーになるのではないか?
硬水こそ、一番美味しくフレーバーが出て質感が良くなるのではないか?
逆に、硬水は効率の良い抽出を阻害し本来のフレーバーが出なさそう。軟水の方が本来のフレーバーを抽出することが出来そう。
意外と変わらない気もする。…など沢山の意見が挙がりました。
では、どのような検証結果になったのでしょうか?
結果はこちらです!
【検証結果】
①当店の浄水
いつもの味わいを基準にするために、最初にテイスティングしました。
飲み慣れた質感やフレーバー。
スパイスやジンジャー、シロップなどの沢山のコメントが挙がりました。
②evian(硬度304mgの硬水)
苦味や雑味、暗さ、硬水独特の風味。
ネカティブなコメントが多く、喉越しが苦手で舌の両サイドがピリピリすると驚いていました。
①の浄水の時に感じられなかったトロピカルフルーツのような甘さや酸味は冷めるにつれ現れてきたので、コーヒー豆との相性も関係するのかもしれないと推測しています。
③サントリー天然水(硬度20mgの軟水)
一番質感が丸く、綺麗な酸味や甘さ。
オレンジやレモングラスを強く感じました。
①の浄水と比べるとかなり近しかったのですが、③の方がみずみずしく優しい味わいが印象的です。
【まとめ】
①の当店の浄水が3種類の水の中だとバランス良く効率の良い抽出が出来るという結論でしたが、③のサントリー天然水は飲みやすく優しい質感でスタッフ間でもかなり人気でした。
②のevianは一番苦味や硬水独特の風味が出てしまい飲みづらい印象を受けたので、同じ水でも水中の成分値が異なるとコーヒーの味わいが大きく変わることを学びました。
この検証結果から水はコーヒーにとってかなり重要であることを知りました。
スタッフ皆で驚くほどの大きな違いがあったので、実際に体験できて良かったです。
今後も様々な検証を行いより知識を深め、皆様にもっと美味しいコーヒーが提供できるようスタッフ一同励みます!