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【検証】フラワードリッパー

フラワードリッパーについてスタッフ皆で検証しました!

まずフラワードリッパーの特徴は、
・リブを花びら形状にすることでペーパーとドリッパーの間に十分な空気層を作り、維持することが可能。
コーヒー粉が十分に膨らみ、深い濾過層を形成されることで多くの旨味成分が引き出せる。
・湯がスムーズに流れドリッパー内に湯が溜まらない為、上から注ぐ湯量と下から出てくる湯量が同じで雑味のないコーヒーを抽出することができる。

更にDEEP27は、
・底角度27度という極限まで狭めた1杯専用のドリッパーで、一点に注湯するだけでより美味しいコーヒーが抽出できる。
・よりコクや旨味・甘味のあるコーヒーが楽しめる。

<検証その1

同じフラワードリッパーでもどれくらいコーヒーの味わいが変わるのか、ミディアムローストのコロンビアカランボロを使用して実際に比較してみました!

統一条件

湯量︰210g
粉量︰13g
湯温︰93℃
メッシュ︰EK43S使用で8.8

結果

①注湯を4投に分けた場合

☆フラワードリッパー:2分7秒抽出完了
フレーバーは出て明るいが、ドライ気味で舌に残る。
やや抜けた感じがあり、薄い濃度感。

★フラワードリッパーDEEP27:2分4秒抽出完了
質感や甘味は抽出出来ているが、フレーバーは弱く感じる。
冷めるとかなり濃い濃度感。

注湯を2投に分けた場合
☆フラワードリッパー:1分33秒抽出完了
ホット体から薄く、フレーバーも抽出し切れていない。未抽出の味わい。
ネガティブな渋味などはない。 

フラワードリッパーDEEP27:1分37秒抽出完了
甘味や質感、フレーバーがしっかり出ていてバランスが良い。
やや過抽出気味。

まとめ

この結果から2投のフラワードリッパーDEEP27が一番抽出効率が良く、濃度調整しやすいことが分かりました。
投数は変えず、抽出時間で調節するのがベストですね。

<検証その2>

またフラワードリッパーはどのようにすればバランスが取れるのか、4投で条件を変えてもう一度抽出してみました!

条件

湯量︰210g
粉量︰15g
湯温︰93℃
メッシュ︰EK43S 9.5

結果

2分8秒抽出完了
バランスが良くボディ感や甘味、フレーバーがしっかり出ました!

まとめ

ドリッパーの形状的にもお湯抜けが良い事がわかったので、粉量を増やしても美味しく抽出できると思い試してみました。粉量を増やした為、過抽出になることも考えられたのでメッシュは少し荒くして調整した結果、バランスの取れたコーヒーが出来上がりました。

今回は粉量とメッシュを変えてみましたが、投数や抽出の仕方など他の条件も変えてみるとより幅が広がりそうです!

是非、皆様の検証の参考になればと思います!

フラワードリッパーDEEP27は、銀閣寺店で販売してます☕️

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